12月2日(土)に、福岡大学サッカー場で「ふれあいスポーツフェスタ2023 in福岡大学」を開催しました。◆昨年の様子はこちら
今年のスポーツフェスタでは、「第16回九州・四国スカンビオカップ」と「ブラインドサッカー体験会」を実施しました。
スカンビオカップとは、精神障がいのある方のフットサル大会のことで、福岡以外に佐賀・大分・長崎・熊本・鹿児島の11病院・施設から、総勢約160名の選手が参加しました。選手にとって、大会出場という目標を作ることで、治療や服薬に前向きになる効果があると言われ、集団行動を経験する貴重な社会経験の場にもなっています。
毎試合、熱戦が繰り広げられ、選手やチーム関係者からは「スポーツを通して仲間ができて交流が広がるので良い機会となっており、今後も参加を続けたい」等の声が寄せられました。
また、例年、障がいの有無や種類に関わらずお互いの理解を深めることを目的に、他の障がい者サッカー団体と連携した「障がい者サッカーの体験・交流会」を同時開催しています。昨年に引き続き「ブラインドサッカー体験会」を実施し、ブラインド(視覚障がい)サッカーの選手、地域の少年サッカーチーム、福岡大学サッカー部員、男女ソフトボール部員の総勢約100名が参加しました。
体験会ではアイマスクを着用してパスやドリブルを行いました。参加した少年サッカーチームの中学生たちも楽しみながら真剣に取り組み、障がい者スポーツについて理解を深める機会となりました。
体験会終了後には、少年サッカーチームと福岡大学サッカー部、ソフトボール部の学生たちによるスポーツ交流会を実施しました。
【スポーツ交流会】
「ふれあいスポーツフェスタ」の開催にあたって、福岡大学サッカー部員60名が会場設営、審判員、運営、チームサポートを担いました。また、複数の企業から多大なご支援をいただき、九州ソーシャルフットボール協会、福岡大学、福岡大学男女ソフトボール部30名等が協力して運営に携わりました。
今後も共生社会の実現を目指して障がい者スポーツの支援と更なる普及に努め、参加者の誰もが「観る」「支える」「体験する」「挑戦する」ことができる事業を実施していきます。
◆福岡大学ウェブサイト「FUKUDAism(フクダイズム)」掲載記事はコチラ
参加者アンケート(スカンビオカップ 参加チーム)
・感想(一部抜粋)
・スポーツを通して仲間ができ、交流が広がるので、今後もスポーツを継続していきたいです。
・サポート学生の皆さんがとても明るく礼儀正しく、選手の皆を勇気づけていました。楽しい雰囲気をつくってもらえて、とても良かったです。
・芝がきれいな環境で、普段サッカー部の方が使用されているグラウンドを使えて感謝です。
・今後もスポーツを継続したいと思われますか。